『ロバート・パーカー氏』より ラフィット・ロートシルト1997には、 最終的なブレンドに収獲の26%しか使われておらす、 生産量も僅か15,000ケースです。 このヴィンテージについては否定的な報道も成されていますが、 それゆえにラフィット・ロートシルト1997を無視するようなことはしないで下さい。 光を通さないほどに濃い紫の色を誇り、ゴージャスなまでに甘く、 広がりのある芳香は、西洋杉やブラックカラント、鉛筆、ミネラルを思わせ、 ふくよかな中間部へと続き、適度な重さとコクを見せています。 爆発的な果実味や豊かさを備え、タンニンは柔らかく、 ビロードのような滑らかな舌触りで、 見事な心打たれるラフィット・ロートシルトです。 また、若いうちからも楽しめる一方で、15年強は成長することは請け合える作品で、これまでに試飲した最も外向的なラフィット・ロートシルトの一つであり、 その特徴ゆえに、なおさら魅惑的になっており、見逃さないでほしいワインです。 飲み頃予想2000年から2017年あたり |